やるぞーくんの学び

私がこれまで人から学んだ事や気になって調べた事を皆さんにお伝えし,少しでもお役に立てばと思います。

妻に気づかされました。

今まで,二人の子供から学んだ事をお伝えしましたが,今回は,妻から学んだ事をお話しします。妻と結婚して今年で19年目になります。妻は9年前に乳がんを宣告されました。乳がんと妻から告げられた日は,今でもよく覚えています。
私は仕事中で,突然妻から泣きながら電話がありました。私は,すぐ会社を出て病院に向かいました。病院の待合席に座る妻の呆然とした顔を見ていると,何も声をかけられませんでした。それから,すぐに入院と手術などで,数か月入院することになりました。二人の子供は当時,6歳と2歳で,私が休みの日に二人の子供を連れて,病院にお見舞いにいっていました。妻は,子供にあっている時は笑顔で子供たちに心配させないように振る舞っていましたが,病院から家に帰る車の中で,涙を流して外を見ている姿を見ているのが,とても辛かったです。
そんなこんなありましたが,全摘出し抗がん剤治療も受けながら,日々を過ごしていたのですが,長男は中学生時代にいろいろと問題(「世にも難しい思春期長男」※印より)や,長女の広汎性発達障害(「娘よ半分頑張れ」※より)を乗り越え中の最中ですが,子供たちの問題にも同日に,私から見てもその部分では妻をとても尊敬しています。ある時,なんでそんなに強いのか,妻に訪ねてみたところ,こんな答えが返ってきました。『乳がんになって,死んでしまうと思うようになってから,その日(今)の事だけ考えているの。先の事は考えないようにしている,今自分の思っているように行動しようと心がけているのよ』と言いました。
私より,3歳年下の妻に気づかされました。私は今まで先の事を考えながら行動していました。もちろん間違っていると思いませんが,人の人生はいつ突然何があるかわからないので,もっと人生を楽しみたいと思うようになりました。
この思いもあり,乗りたい車買っちゃいました。(「車の運転が大好きです」※より)